NFTが盛り上がっているけど、何が売れるのか?自分が持っている何かも売れるのか?と思う人は結構いますよね。
結論から言うと、全てのデジタルデータがNFTとして売れるのです。
具体例と共に、どのようにして売るのか、NFTの作り方まで解説していきます。
目次
NFTで売れるものは全てのデジタルデータである
そもそもNFTは猿のイラストであったり、Twitterのアイコンを想像しがちですよね。
確かに市場が盛り上がっているのは主にプロフィール画像なので、そう思ってしまうのも仕方ないです。
NFTとは、「デジタルデータの作成者が誰なのかわかる署名データ」のようなもので、アートがNFTなのではなく、背景にある技術をNFTと言います。
デジタルデータ、例えばTweetであったりある日の空の写真の画像、もちろんイラストであってもなんでも署名することはできますよね。
なので、全てのデジタルデータをNFTにすることができます。
NFTは相対的な評価が価格として反映され、Openseaをはじめとした市場で取引されるので、「全てのデジタルデータが売れるもの」なんです。
NFTとは?簡単に超わかりやすく解説【事例多数】にてNFTについて具体例を紹介しているので、合わせて読んでみてください。
NFTで売れるものの具体的な例
NFTの価値は相対的に評価されて決まります。
確かに売り出し価格を設定する場合がほとんどですが、二次流通ではその価値を買う人が判断して値段が下がったり上がったりします。
どんなデジタルデータでも売れるとは言いましたが、価値のないデジタルデータは売れません。
では、どんなデジタルデータに価値が着くのか具体例を用いながらみていきましょう。
NFTで売れるもの①:記念的なTweet
I decided to sell this NFT ( the world's first ever tweet ) and donate 50% of the proceeds ( $25 million or more ) to the charity @GiveDirectly
🖇 https://t.co/cnv5rtAEBQ pic.twitter.com/yiaZjJt1p0— Estavi (@sinaEstavi) April 6, 2022
Twitter創業者のジャックドーシーのはじめてのツイートは3億円超えで購入され、今また16倍の価格である4800万ドルで販売されようとしています。
Twitterは歴史的に最も多くのユーザーを獲得したサービスの一つであることは間違いありませんよね。
そんなTwitterの歴史上はじめてのツイートであるジャックドーシーのツイートは記念的な価値があります。
「数年後、モナリザの絵のように、人々はこのツイートの真の価値に気付くと思います」とも言われ、デジタル世界では価値がある作品であると考えられています。
これがアートなのか、というと難しい問題ですが、写真という技術が出てきて以降「絵がうまい」ことが評価されない世界になりました。
何がアートなのか考えさせられる面では現代アートとも通じるところがあり、この辺は後世が判断する問題なので言及しませんが、NFTで売れるもののイメージはつきやすいですよね。
NFTで売れるもの②:ストーリーがある作品
BeepleのNFTは世界で最も高額で取引された作品であり、世界からのNFTへの注目を生み出した作品でもあります。
Beepleは大手ブランドや数々のアーティスト、ライブパフォーマンス用の映像作品などを手がけてきましたが、何より5000日毎日アートを制作し続けてきたストーリーがありました。
ただ綺麗な絵をかける人はたくさんいるし、綺麗な写真を撮れる人もたくさんいます。
しかし、たどってきたストーリーはその人の唯一のものです。
売れるものとして、ストーリーがあるNFTはあげられます。
NFTで売れるもの③:コミュニティ価値がある作品
多くのNFTはプロフィールアイコンとして使われることが多いですが、中でもそのブランドや特性からコミュニティ価値があるNFTは売れます。
特にBAYCはリアルイベントを開催するなど、コミュニティの中に居続ける価値を提供していますよね。
NFTの画像自体に価値がなくてもコミュニティの価値が大きければ、値段と相対的にみて価値があると判断されます。
DiscordやTwitterなど、コミュニティを作れるツールはいくらでもあるので価値を産んで売れるNFTを作っていきましょう。
NFTで売れるもの④:買った結果稼げるもの
わかりやすいのが、P2Eゲームで使われるNFTです。
特にStepnの靴NFTは常に売れていますよね。
もちろん、ポンジスキームで販売していると犯罪になる可能性があるので、トークネコノミクスを作り上げる必要があります。
なにかのコミュニティパスであったり、稼ぐためにNFTが必要であったり、NFTが目的ではなくその先にある価値を手に入れるためにNFTが必要、といったビジネスモデルで販売すると売れやすいことがわかります。
StepnについてはStepnの攻略法まとめ【初心者が最短で稼ぐ方法】で解説しているので、気になる人は読んでみてください。
NFTで売れるもの⑤:ミームとして話題に上がるもの
ミーム系でバズった画像や、それ自体がミームであるNFTは売れやすいです。
最近では毎日自撮りし続けたGozariのNFTなど話題に上がりましたよね。
ミームとしてインターネットですでに有名で売れた例としては、ニャンキャットです。
また、ミームをテーマにして作成されたNFTも売れやすいです。
具体的な例としては、Cryptoadzも元々は4chのカエルのミームを元に作成されています。
この辺は【完全ガイド】CryptoadzのNFT成功までの道筋にて紹介しているので、合わせて読んでみてください。
NFTの売れるものがわかったところで、売れるNFTの作り方
- まずはあなたのNFTが知られる必要がある
- SNSは必須で話題を作っていく
- とにかく作ってみる
順番に説明していきます。
まずはあなたのNFTが知られる必要がある
まずは、NFT用のSNSを作りましょう。
すでにフォロワーがある程度いる人は今のSNSを活用するのでもちろん構いません。
NFTを売っていることを知られずに売れない…と悩んでいる人が本当に多く、誰にも知られていないのだから当然売れるはずもありませんよね。
SNSで認知を獲得することはとても重要で、イーロンマスクなどが良い例ですよね。
Twitterで会話をし、スターリンクをウクライナに送ったことで数十億円規模のスターリンクの広告費が浮いて存在を全世界に知らしめることができました。
NFTアートマーケティング戦略ガイド【無料で宣伝する方法】にて認知の獲得方法を紹介しているので参考にしてみてください。
SNSは必須で、話題を作っていく
ミーム系のNFTにしろ、がっつり世界に発信するNFTにしろSNSは必須です。
SNSでのちょっとしたやり取りがストーリーにもなるし、認知を広げるためにももちろん活用できます。
中でも簡単に使えるSNSの活用法として、エアドロップがあります。
NFTを無料で配布する代わりに、応募条件としてリツイートやフォローすることを要求することでフォロワーも増えるし認知も広がりますよね。
NFTのエアドロップのやり方は簡単で、すぐに取り組むことができます。
NFTのエアドロップとは【やり方から受け取り方まで解説】にて解説しているので、合わせてご覧ください。
とにかく作ってみる
とにかく、場数は超大事です。
今では誰もが名前を知っているピカソは、実は多作でも有名です。
ピカソは生涯で15万点もの作品を作っています。
考えられませんよね。
単純に80年間毎日描き続けたとして、約3万日の間、1日5つの作品を作っている計算になります。
また、ピカソは青の時代、薔薇色の時代、キュビズム、新古典主義、シュルレアリスムと作風を次々と変えています。
15万点もの作風を作る中で改善や時代にあった作風に変えていっているのですね。
やり続けることでしか未来は変わらない
なにもしなければ失敗は避けられますが、何もしないとなにが失敗なのかわかりません。
多作であればあるほど、成功する回数が増えていきます。
まだ自分はNFTを作るには知識が足りないとか、まだ準備中の人は一生かかってもなにもすることはありません。
ピカソのように、知られない作品がもしあったとしても同時に代表作ともいえる作品を生み出せるよう、とにかくやり続けることでしか未来は変わりませんよね。
NFTアートの作り方ガイド【初心者でも今日からできる】にてNFTの作り方は解説しているので、今すぐに取り掛かってみてください。