NFT転売は実際に儲かるのか、NFT転売のやり方を具体的に解説していきます。
実際の事例からNFT転売の方法を解説していくので、記事を読むとすぐに取り組めるようになるかと思います。
では、具体的な流れを見ていきましょう。
目次
そもそもNFTとは?転売や販売で稼いだ事例を紹介
そもそもNFTとは、Non Fungible Tokenの略で日本語だと非代替性トークンと呼ばれます。
紙幣やBitcoinなど仮想通貨は、お金と変換できるので代替性トークンです。
Banksyが100ドルに絵を書いたら、その紙幣は100ドルではなくなりますよね?
この時点で世界に一つしかない作品になり、非代替性が付与されます。
同様に、ブロックチェーン上で世界に一つであったり100個しか存在しないという唯一性を保証したデジタル商品をNFTといいます。
詳しい事例やもっと詳しい解説は下記記事で解説しているので、合わせて読んでみてください。
→【事例多数】NFTとは?簡単に超わかりやすく解説【仮想通貨・イラスト】
【小学生が1800万円】 NFTアートの販売や転売で稼いだ事例
NFTは連日のようにCNNやSNS上でも話題になっています。
12歳の少年が数時間で1800万円を稼いだり、インドネシアの22歳が転売の手数料で1000万円以上稼ぐなど話題に尽きません。
NFTアートがどのようにして販売され、転売されることで売上が作られるのかは事例から学ぶのが早いです。
詳しくは下記記事で事例を5つ解説しているので合わせて読んでみてください。
→【小学生が1800万円】 NFTアートが売れた事例5つと売るためにすべき3つのポイント
NFT転売は儲かる?やり方を具体的に解説
前置きはここまでで、NFT転売のやり方と具体的な方法について解説していきます。
NFT転売の流れは下記の通りです。
- 販売前のNFTプロジェクトを探す
- NFTアートの販売に合わせて購入する
- NFTアートをOpenseaで2次販売して儲ける
順番に説明していきます。
販売前のNFTプロジェクトを探す
NFT転売をするためには、販売前のNFTプロジェクトを探す必要があります。
販売され、話題になると価格が高騰する可能性があるからです。
NFTは販売数が限られていることがほとんどで、数千から数万点が流通します。
良いNFTアートプロジェクトを販売前に見つけることができ、購入することができると高騰したタイミングで転売することが可能です。
転売するための販売前のNFTプロジェクトを探すためにはツールを活用します。
Rarity Tools
上記がNFTプロジェクトを探すツールです。
探し方を解説します。
Rarity ToolsでNFT転売するプロジェクトを探す方法
https://rarity.tools/upcoming/
上記URLでこれから販売されるNFTプロジェクトを探すことができます。
DiscordやTwitter、Webサイトをよく読み込んで注目される可能性のあるプロジェクトかどうか精査しましょう。
今後大手NFTプロジェクトと提携するであったり、運営者が有名なDeFiプロジェクトで働いていた経験があるなど、信頼に値するNFTプロジェクトであるか精査します。
後述しますが、多くのNFTプロジェクトはスキャムである可能性があるので注意が必要です。
NFTアートの販売に合わせて購入する
NFTアートプロジェクトの公式アナウンスは多くの場合Discordや公式Twittterを通して行われます。
Discordに入っておき、公式アナウンスのタブから情報を追っていきましょう。
英語で運営されているものばかりなので、英語がわからない方はDeepLなど翻訳しつつ読んでいく必要があります。
NFTアートプロジェクトではホワイトリスト向けのPre Saleを行うことがしばしばあります。
Discord内でアクティブであったり、事前にホワイトリストに登録することができると、本セール前に購入することができます。
Bored Ape Yacht ClubとAdidasのコラボでは、BAYCまたはMAYCを保有していることがAdidas NFT販売のPre Saleの条件でした。
関連するNFTを持っていることがホワイトリスト入り条件である事例もよくあるので、早い段階からNFTを保有しておくことのメリットは大きいです。
NFTアートをOpenseaで2次販売して儲ける
NFTアートを本セールスで購入できたら、Openseaで2次販売をして転売で売上を作ります。
https://rarity.tools/upcoming/
でも表示されていますが、例えばMint価格が0.03ETHであるNFTプロジェクトのOpensea上での
「Floor Price」が0.3ETHであれば10倍の転売収益を作ることができます。
もちろん出品・販売時のガス代を計算することが必要ですが、おおまかな流れは説明した通りです。
Openseaで表示されている「Floor Price」とは、すぐに購入可能な最低価格です。
Opensea内の「アクティビティ」タブでどのくらいの頻度でNFTの売買が成立しているか見ることもできます。
NFTアートの転売のやり方を具体的に解説 全豪オープンの事例
次に、実際にNFTアートの転売のやり方を具体的に解説していきます。
- NFT販売前にホワイトリスト登録
- ホワイトリスト、本セールスでNFTを購入
- Openseaで販売して1つ7万円ほどの利益
流れとしては上記と同じですが、実際の事例をみながらの方がわかりやすいかと思います。
それでは順番にみていきましょう。
取り上げるのはジョコビッチが出場できなかったことで話題になった全豪オープンの公式NFTです。
→【テニス×メタバース】全豪オープンのNFT購入方法と特典解説
NFT販売前にホワイトリスト登録
全豪オープン公式NFTは、0.026ETHとかなり安価での販売でした。
ホワイトリストの登録もできるようになっており、早い段階で注目していたユーザーにはかなり有利な状況となっています。
NFTホルダーには今後行われるテニス関連NFTプロジェクトでのホワイトリスト入りも計画されており、保有しておくことのメリットもわかりやすく価格が高騰しそうなプロジェクトでした。
ホワイトリスト、本セールスでNFTを購入
販売されてすぐに売り切れになってしまいましたが、Wallet1つにつき5つのNFTまでしか購入できない仕様となっており、買い占めへの対抗手段が実装されていました。
NFT販売は値上がりしそうなNFTを大量にMintできるBot開発者たちが買い占めて大規模に転売することも多く、Botを作れない人にとっては優しいプロジェクトとなっていました。
Presale後からOpenseaでの2次販売が始まりました。
Openseaで販売して1つ7万円ほどの転売収益
OpenseaでのFloor Priceは0.3ETHを超えており、約10万円ほど。
販売価格は0.026ETHだったので1つあたり7万円ほどの利益がでました。
もちろんガス代を考慮しなければならないので、1つ当たり5万円前後の利益となります。
- 全豪オープンの公式がリリースしていたこと
- Road Mapでも将来保有していることへのメリットが公表されている
- テニス業界初の大型NFTプロジェクトであったこと
など他にも多くの要因がありますが、NFT転売においてわかりやすい事例かと思います。
NFT転売の注意点を3つ解説
ここまでNFT転売の具体的なやり方と事例を解説してきました。
確かにNFT転売で儲けることは可能ですが、詐欺プロジェクトも多く存在しているので注意が必要です。
よくある注意すべきポイントと、詐欺から逃れるために知っておくべきことを解説していきます。
- NFTアートの詐欺プロジェクトに注意する
- NFT転売におけるガス代(手数料)に注意する
- NFT転売は不安定だしDefiの方が儲かることも
順番に説明していきます。
NFTアートの詐欺プロジェクトに注意する
NFTアートプロジェクトの中には一攫千金を狙った詐欺プロジェクトやプロ詐欺師がうじゃうじゃいます。
SNSでもよく詐欺を目にするし、実際に詐欺にあったこともあります。
詐欺プロジェクトや詐欺に合わないために注意すべき点は下の3つ。
- Discord内での知らない人からのDMは見ない
- NFTプロジェクトの運営元を必ず確認する
- メインのWalletは分ける
Discord内での知らない人からのDMは見ない
NFTプロジェクトのDiscordに参加すると、毎日のように知らない人からDMが届きます。
TwitterでもInstagramでもNFT関連のアカウントをフォローすると知らない外国人からDMが届きまくりますが、基本詐欺アカウントです。
DMが届かない設定にしておくか、知らない人からのDMは見ないようにしましょう。
うっかりクリックしてWallet連携したり、Metamaskのシードフレーズを伝えるとNFTも仮想通貨も全て抜き取られてしまいます。
分散型のサービスのデメリットでもありますが、詐欺に合ったところで助けてくれる運営もいません。
知らない人についていかないようにしましょう。
NFTプロジェクトの運営元を必ず確認する
全豪オープンが公式で販売するNFTであったり、AdidasやPradaが公式でアナウンスしているNFTプロジェクトなら安心ですよね。
有象無象の誰ともわからない人が運営するNFTプロジェクトは詐欺の可能性が高いです。
有名なアーティストが公式アカウントでアナウンスしていたり、有名ブランドとのコラボであったり、正しく運営されているNFTプロジェクトに集中しましょう。
なんとなく価格も安いし、Twitterで話題になっている、大手のNFT関連アカウントが取り上げている程度だと詐欺プロジェクトであったりインセンティブをもらって告知している広告である可能性が高いです。
運営元のTwitterやDiscord、Instagram、公式サイトなどなどなるべくよく読み込んで購入するかどうか決めましょう。
メインのWalletは分ける
Metamaskを使っているのであれば、Googleのアカウントを切り替えることでWalletを複数作ることが可能です。
メインでDeFiなどで運用しているWalletと、NFT転売用のアカウント、NFT保管用のアカウントなど分けるようにしましょう。
Walletを信頼できないWebサイトや詐欺プロジェクトに繋げると最悪資産を抜き取られる可能性があります。
それぞれ資産を分散させておき、リスクを回避できるようにしておきましょう。
NFT転売におけるガス代(手数料)に注意する
Ethereum系のNFT転売をするときによくある失敗がガス代です。
数千円のNFTを買おうとするとガス代が1万円を超えていてNFTの価格より高いガス代を払わせられることもよくあります。
数万円程度のNFT転売だとガス代負けすることもよくあります。
ガス代の価格を常に見ておいたり、ある程度の資金量で取り組むことが必要です。
NFTとガス代の相場、安く抑える方法などについては下記記事で解説しているので合わせて読んでみてください。
ガス代をウォッチしておくためのツールも紹介しています。
→【無料あり】NFTアート取引で掛かるガス代とは?相場と安く抑える方法解説
NFT転売は不安定だしDefiの方が儲かることも
NFT転売は結構不安定です。
今後ゲームをリリースすると言っておきながら飛ぶ運営や、いつになっても開発されないRoad Map、信頼できそうだった運営が実は過去に詐欺プロジェクトの運営に関わっているなど…あげたらキリがありません。
DeFi関連の大型資金調達をしている信頼できるプロジェクトでもドルのステーブルコインで年利10%以上で運用できるものもたくさんあります。
わざわざNFT転売で稼がなくても、資金を入れて寝かせておくだけで年間10%~20%で運用することもできます。
今の資金量でどのくらいのリスクを許容するのか見極めつつ、資金を運用いていくことが大切です。
結論:NFT転売のやり方は簡単だし儲かるが資金力が必要
そもそもNFTアートは1つ数万円~数千万円とかなり高額で取引されています。
相場も読みにくく、有名企業とのコラボがアナウンスされると一気に高騰したり、忘れた頃に盛り上がって高騰していることもよくあります。
高騰するNFTもたくさんありますが、中には詐欺プロジェクトも多く存在することも説明してきました。。
まずは少しずつ気になったNFTを購入してみてプロジェクトが詐欺なのかどうか、見極められるように慣れていくことが大切です。
まずは下記記事の手順で無料でNFTをゲットしてみたり、実際に触りながら学んでいくのがおすすめです。