NFTをスクショしたらNFTなんて無価値でしょ、とか言う人は結構います。
しかし、実際のところNFTをスクショしても意味がないどころか、スクショNFTの価値は上がります。
わかりやすく具体例を踏まえつつ、NFTをスクショしても意味がない理由を解説していきます。
目次
NFTをスクショしても意味がない理由
NFTをスクショしたら、どうなるでしょうか。
スクショするとあなたのスマホのカメラロールに画像が保存されます。
所有している気持ちになって、Twitterで3000万円の猿のNFTゲットした!と言うとしましょう。
ブロックチェーンのトランザクションを確認してもあなたがNFTをゲットした事実はどこにも存在せず、ただの嘘つき、もしくは著作権侵害になるだけです。
では、まだNFT化されていないモナリザをスクショしてOpenseaにアップロードした場合にどうなるのか順番に説明していきます。
スクショしたモナリザをOpenseaにアップロードする
モナリザをスクショしてOpenseaにアップロードしたとします。
すると、カメラロールに入っているモナリザはNFT化されてOpenseaにリストされますよね。
実際にOpenseaをみてみると、たくさんのモナリザがNFTとして販売されています。
これであなたもNFTで爆裂に稼げるか、というとそんなことはありません。
スクショしたNFTに価値はつくのか?
あなたがスクショしたNFTは誰かが購入することで価値がつきます。
名前も知らないアーティストの現代アート的なものを誰も購入しないように、あなたがスクショしたモナリザを大金を使って購入したい人なんて存在しませんよね。
もし本物のモナリザかのように見せているのなら、ルーブル美術館がリリースしたものなのかどうか確認するでしょう。
NFTはブロックチェーン上に記録される「鑑定書」のような技術です。
NFTをスクショして同じ画像をNFTにして販売したとしても、鑑定書には「本物ではない」ことが記録されているので誰も価値を感じませんよね。
NFTをスクショすると、スクショしたNFTの価値が上がる理由
I finally entered the MetaVerse…,……….. My very own Ape! 🦧 Thanks @moonpay 🪄 We all need protection from Evil Eye. 🧿 pic.twitter.com/We5p9iy4hS
— Madonna (@Madonna) March 25, 2022
数千万円もの金を使ってNFTを購入する人を馬鹿にするために、「スクショしてやった」とTwitterにリプライを送る人が多くいます。
では、スクショすることで正しく煽ることができているでしょうか。
数千万円を払える人にとってはNFTに払った金は端金である可能性が高いし、あまり効果的であるとは言えませんよね。
むしろ、スクショされればされるほど価値が上がります。
スクショされ拡散されるミームNFTに価値がつく
スクショされ拡散されればされるほど、それは有名な画像になります。
虹色の雲を生み出しながら空を飛ぶ動画で有名な「ニャンキャット」は2011年の登場から数えられないくらいネットで使い古されてきたミームです。
ニャンキャットのGifは2021年2月にオークションにかけられ、6000万円ほどで落札されました。
もちろんオークションに出品したのはNyan Catを作成した本人であるクリス・トーレス氏です。
スクショした画像を何回もネットに投稿したことにより、製作者に多額の金額が振り込まれる良い例ですよね。
スクショされればされるほど有名になり、相対的に価値が上がります。
NFTをスクショしたところで鑑定書が偽物だから意味がない
I own it now. pic.twitter.com/N1oM75RLCR
— Cortez | Peninsula Park Racing (@cortez_crypto) March 18, 2022
NFTをスクショしたとして、その画像そのものをコピーすることに意味はありません。
NFTは画像のことを言うものではないからです。
NFTの価値は識別できる情報のことであり、鑑定書のように機能します。
モナリザをスクショしたところで鑑定書にはあなたがルーブル美術館やレオナルドダヴィンチではないことが示されるように、NFTをスクショしたところで偽物であることを証明するだけです。
スクショすればするほど有名になり本物のNFTの価値が上がり、徒労に終わるわけですね。
NFTはスクショできるしコピーを作り放題である
確かにNFTをスクショすることは簡単だし、コピーを作り放題です。
しかし、コピーであることをNFTが証明してくれるわけなので、スクショに価値はつきません。
もし騙せたとしても二束三文程度のものであるし、詐欺で捕まる可能性もありますよね。
NFTはコピーガード的な機能があるわけではないので、コピーすることは確かに可能です。
しかしそれは贋作であり、どこの誰が作ったNFTか分からないので価値がつくことはありません。
あなたはモナリザのポストカードに100億円出しますか?
NFTはスクショできる、という人はモナリザのポストカードを100億円出して買うのでしょうか。
見た目は同じでも、「モナリザのポストカード」と「レオナルドダヴィンチが描いたモナリザ」は全く別物ですよね。
NFTはコピーできる、NFTはスクショできると思っている人はポストカードにも同じ価値があると思っているということになります。
NFTについては【事例多数】NFTとは?簡単に超わかりやすく解説にて具体例を踏まえつつ解説しているので、合わせて読んでみてください。