2021年になって、一気にNFTアートについての話題が盛り上がっています。
販売する際に気になるのがどのプラットフォームを選べば良いのか、ということ。
今回は要注目のNFTアート販売プラットフォームを一覧で7つ徹底比較していきます。
目次
【一覧で解説】NFTアートの販売プラットフォームとは?
そもそもNFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、ブロックチェーン上でデジタルデータの唯一性を担保できる技術です。
デジタルデータに会員権の機能や希少性を持たせることで、世界に1つしかないデジタルアートとしての価値を付与することで、投機的役割が期待され連日のように盛り上がっています。
また、NFTアートはスマホアプリでも作れてしまいます。
下記記事で作り方を解説しているので合わせて読んでみてください。
日本人で2021年のForbes100にも選ばれた8歳の男の子は自由研究でドット絵のNFTアートを作成し、Yahooニュースにも掲載され大きな話題になりました。
歴史も含め、Wikiが非常に参考になるのでリンクを貼っておきます。
NFTアートの販売プラットフォームは、デジタルアートに特化したAmazonと考えてもらえれば分かりやすいです。
Amazonや楽天、サプリならiHerbがあったりそれぞれ特色がありますが、NFTアート販売プラットフォームにもそれぞれに合った特色が存在します。
次にNFTアート販売プラットフォームの選び方について解説していきます。
NFTアート販売プラットフォームの選び方3つのポイント
NFTアートの販売プラットフォームの選び方には3つのポイントがあります。
①どのブロックチェーン上で動作しているか
②販売したいアートに合っているか
③ゲーム用NFTかどうか
順番に説明します。
NFTプラットフォームの選び方①どのブロックチェーン上で動作しているか
主なNFT販売プラットフォームはEthereumブロックチェーン上で動作しています。
しかい欠点があり、ガス代と言われる手数料が高いこと。
最も大きなNFT販売プラットフォームであるOpenseaなど1万円程度のNFTを購入する際に5000円以上のガス代が掛かる場合もよくあります。
資金力次第でどのブロックチェーン上で動作しているNFT販売プラットフォームか選ぶ必要が出てきます。
他には、Polygon(Matic)や世界最大手の仮想通貨取引所であるBinance Smart Chain上で動作するプラットフォーム、Solanaなど選択肢は多岐に渡ります。
資金があるなら、主に使われているEthereumブロックチェーン上で動作するものを選びましょう。
NFTプラットフォームの選び方②販売したいアートに合っているか
アートの形態によっても合ったNFT販売プラットフォームを選ぶ必要があります。
CryptoPunksなど数千体から数万体からなるコレクティブルNFTアートならOpensea、3DCGで1点から10点のみ販売するなど少数であるならSuper rareやNiftygatewayなど。
実際にサイトを覗いて見て、販売したいアートに似たNFTアートが販売されているか確認してみましょう。
NFTプラットフォームの選び方③ゲーム用NFTかどうか
GameFiと呼ばれる、NFTが動作するゲームが多数存在しています。
ゲーム内アイテムはNFTとして売買でき、数百万から数億円以上の高額で取引されています。
SandboxやDecentralandのようにゲーム内の土地を売買したり、今や時価総額世界5位のAxie Infinityのようにゲーム内のキャラが売買されています。
それぞれゲーム用にNFT販売プラットフォームが用意されていることがあり、適したところで販売するのが良いでしょう。
NFTアート販売プラットフォーム7選【比較/一覧】
それでは、ここからNFTアート販売プラットフォームを比較しつつ7つ解説です。
一覧は下記です。
・Opensea
・Axie Marketplace
・Rarible
・SuperRare
・Foundation
・Nifty Gateway
・Mintable
順番に説明していきます。
Opensea
言わずと知れた世界最大のNFTアート販売マーケットプレイスです。
ethereumとMaticを使うことができ、有名なコレクティブルプロジェクトはほとんどOpenseaを用いて取引されています。
月間流通総額は3650億円を超え、メルカリの4ヶ月分の額が流通しています。
創業わずか4年で1500億円以上の時価総額評価を得て、ユニコーン企業の仲間入りを果たしました。
ユーザー数はNFT販売マーケットプレイスの中でも特に多く、ドット絵やイラストなどどんなアートでも販売に適しています。
NFTの世界への入門としても、最も適したプラットフォームです。
Axie Marketplace
Axie Marketplaceは、NFTゲームである「Axie Infinity」のキャラクターやアイテムが売買されるNFT販売プラットフォームです。
アクシーはキャラクターを購入・育成し、他のプレイヤーのアクシーと対戦して報酬を得ることができます。
Axie Marketplaceでは、新しいアクシーや土地などのアイテムをNFTとして購入し、ゲーム内で使用することができます。
Axie Infinityトークン(Axie Shards)は、イーサリアム・ブロックチェーン上に構築されています。
フィリピンではアクシーのゲームを1日2-3時間プレイしたほうが普通に働くより儲かることで一気に普及し、現在ではアクシーのキャラを奨学金で購入して返済する「アクシー奨学金制度」が広まっています。
https://marketplace.axieinfinity.com/
Rarible
RaribleもOpenSeaと同様、あらゆるNFTを対象とした大規模なNFT販売プラットフォームです。
様々な種類のアート、ビデオ、アイテム、音楽などがRarible上で売買され、また作成することができます。
しかし、OpenSeaとは異なる点が一点あります。
それは独自のトークン「Rarible」を使用する必要があるということ。
RaribleはEthereumブロックチェーン上に構築されていますが、独自のトークンの使用が必須である点には注意が必要です。
SuperRare
Raribleと同様に、SuperRareもデジタルクリエイターのためのNFTアート販売プラットフォームです。
アートや動画、3D画像などが販売されており、Ethereumを用いて売買することができます。
SuperRareは最近、イーサリアムのブロックチェーンに基づく同名の独自トークンを発表しました。
Raribleと同様に、SuperRareで購入されたNFTはOpenSeaでも売買することができます。
Foundation
FoundationではEthereumを使用して売買が可能です。
2021年の頭にNFT販売プラットフォームを立ち上げて以来、1億ドル以上のNFTを販売してきました。
アーティストはFoundationのコミュニティからプラットフォームに招待される特徴があります。
買い手はEthereumのWalletがあれば購入することが可能です。
招待制であることから、独自のNFTアートやより知名度のあるアーティストのNFTアートを購入したい買い手が多く、高価格帯での取引もよく行われています。
Nifty Gateway
Nifty Gatewayは、3DCGアーティストとして世界的に有名なBeeple、歌手のグライムスなど、人気の高いデジタルアーティストの販売をサポートしてきました。
Nifty Gatewayは仮想通貨取引所Gemini(FaceBookの映画にも登場したウィンクルボス兄弟が管理しています)が提供するNFTアート販売プラットフォームです。
Ethereumに構築されています。
Mintable
Mintableは億万長者でNBAのダラス・マーベリックスのオーナーとしても有名なマーク・キューバンの支援を受け、OpenSeaと同様のオープンマーケットプレイスを目指しています。
Ethereumに構築されています。
MintableはNFTアートとして作品を販売したい写真家からミュージシャンまで様々なクリエイターのために、NFTの作成をサポートしています。
NFTアート販売プラットフォーム7選【比較/一覧】のまとめ
イラストやドット絵など、はじめてのNFT販売にはOpenseaが最適です。
日本国内にも多くのNFT販売プラットフォームが乱立してきていますが、全て無視で良いのでは…と思っています。
というのも、NFTアートは非言語で全世界に販売ができる市場の強みがあるのに、たった1億人しかいない日本人のみを販売対象にする必要がないからです。
Openseaがあるのに、わざわざ日本国内のプラットフォームを使うメリットが世界の人にとってはありませんよね。
まずは全てのNFT販売プラットフォームを覗いてみて、販売したいNFTアートに適したプラットフォームを探してみましょう。
NFTアートが売れない問題は下の記事で解決できるかと思うので、合わせて読んでみてください。