今話題のNFTですが、NFTドメインの売買も流行しています。
今回はNFTドメインの概要、使い道、購入方法まで解説していきます。
目次
NFTドメインとは?
NFTドメインとは、「~.eth」「~.dao」のようなドメインの形式をとったNFTです。
取得したNFTドメインは、暗号通貨のウォレットアドレスとして使用することができ、「0x〜」といった暗号通貨のウォレットアドレスを使わず、「tarou.eth」に送金をすることでウォレット間の取引を実行することが可能です。
NFTドメインとWeb2.0型のドメインの違いは下記の通りです。
- 暗号通貨のウォレットとして使用することができる
- 企業によりドメインを検閲されることはない
- 100%購入者のみが更新することができる
- ハッキングリスクを抑えることができる
- 通常1回限りの購入で、更新費用は必要ない
通常のドメインとの大きな違いは、ドメイン管理会社に依存せず、一度きりの購入で永遠に保有できることです。
ドメイン名=ウォレットアドレスとなるので、資金を管理する場合にも活用できます。
NFTドメインでできること
NFTドメインを取得すると、半永久的にドメインを運用することができます。
ただ半永久的にnftを保有することができるだけでなく、ドメインとして運用することができます。
今後ドメインを使った事業の売買をNFTの送付だけで済ますこともできることから、事業ドメインとしての運用も視野に入れることができますよね。
できることは下記の通り。
- SNSなどコンテンツの作成
- Webサイトの作成
- NFTドメインの売買
順番に紹介していきます。
コンテンツの作成
NFTドメインを使ってコンテンツを生成することができます。
ブログやSNSとしての利用など多岐にわたりますが、Googleログインの代わりにNFTドメインを使ってログインしてサービスを利用できます。
Web3時代のSNSでは、中央集権者によって管理されることはありません。
Twitterではトランプ元大統領がアカウントを作れなくなり、Tiktokでは謎の仕様によるアカウント停止が多発しています。
Instagramでもアカウントの凍結をされた経験のある人は結構いますよね。
Web2のSNS関連サービスではアカウント停止措置をされることも珍しくありませんでしたが、Web3のサービスはブロックチェーンで動いており、アカウントを停止されることはありません。
Webサイトの作成
NFTドメインを利用してWebサイトを作ることも可能です。
NFTドメインでは従来のドメインで支払っていた年間のドメイン維持費用は必要ありません。
Unstoppable Domainなどで一度NFTドメインを購入していれば永遠に同一のドメインを使用することが可能です。
今後NFTドメインを利用してWebサイトを構築し、収益化したあと売却時にはNFTドメインを送信するだけで完了します。
NFTドメインを利用したWebサイトの売買も加速することが考えられますね。
NFTドメインの売買
Lead ENS Developersのデータによると、nick.eth ENSは、4月14日から4月21日までの約70万ドルから4月22日から4月27日までの300万ドルになりました。
ENSドメインは3文字から4文字以上で購入することができ、中には汎用的なドメインも多く転売や投資対象として扱われることも多いです。
3文字や4文字のドメインは早いもの順であるため、価格が上がりやすい傾向にあります。
例えば、Cryptopunks #445を保有している場合は445.ethを保有したいですよね。
数字のNFTドメインは特に値上がりが大きく、数字のままのEthereumで売買されることも珍しくありません(445.ethは4.45Ethで取引されるなど)。
NFTドメインの購入方法
NFTドメインの購入は難しくありません。
マーケットプレイスにアクセスし、希望のドメインを入力して空きがあれば購入することができます。
お名前ドットコムやmuumuu Domainと同じですね。
- NFTドメインのマーケットプレイスにアクセス
- ウォレットを接続
- ドメインを購入
上記説明していきます。
NFTドメインのマーケットプレイスにアクセス
NFTドメインのマーケットプレイスとして有名なのは、「~.eth」を購入することができるens.domainsや「~.x」「~.dao」「~.crypto」などを購入できるunstoppabledomains.comです。
それぞれ上記リンクからアクセスしてみてください。
ウォレットを接続
ens.domainsではドメインを購入するアプリを起動するために、Metamaskなどウォレットの接続が必要です。
Openseaなどでウォレットを接続するのと同様の手順なので、NFTを購入したことがある人なら慣れた方法ですね。
まだMetamaskを持っていない人は拡張機能かアプリでダウンロードしておきましょう。
NFTドメインを購入
NFTドメインは半永久的に保有することができます。
空きがなければ購入することができないので、欲しい文字列や送受金で使うために法人名のNFTドメインなど早めに取得しておくのがおすすめです。
ドメインを入力し、空きがあればEthで支払いをすれば購入完了です。
お疲れ様でした。
NFTドメインは早い者勝ちなので買っておくべき
NFTドメインは購入したら売買されない限り永遠に購入者のものになります。
nick.ethなど4文字のドメインが高額で売買される理由は、欲しいドメインを先に購入している人がいるからです。
早めに購入しておけば、売買で利益を得ることもできるし、なにより欲しい文字列のNFTドメインを取得することができますよね。
ドメインはもともと早いもの勝ちな部分が大きいですが、NFTドメインは値段も含めその動きが顕著です。
まだ持っていない人は早めに購入しておくことをおすすめします。