NFTが盛り上がっていますが、危険性はつきもので日々詐欺DMが届くのが当たり前です。
NFTの危険性に対処しつつ、楽しむ方法について紹介していきます。
目次
NFTの危険性はどのようなものがあるか
国内のNFTマーケットプレイスもありますが、OpenseaやDiscord、Twitterなどどれも世界と繋がっています。
世界と繋がっているということは言語は英語であり、詐欺師も日本国内の100倍以上はいるわけで、危険性もあるのは当たり前です。
よくある危険性として下記の通り。
- 毎日Discordで詐欺DMが届く
- 毎日Twitterで詐欺NFTプロジェクトの招待がくる
- 偽EthereumでNFTの購入を持ちかけられる
- 芸能人も詐欺プロジェクトを応援している
順番に見ていきます。
毎日Discordで詐欺DMが届く
NFTを楽しむためにDiscordは切っても切り離せません。
TwitterやInstagram、公式WebサイトからDiscordに参加し、最新情報を追うのがNFTの主な購入方法です。
ホワイトリストと呼ばれる優先購入権を得るためにDiscordを活用するのがよくある導線です。
NFTプロジェクトのDiscordには数千人、数万人が参加しており中には詐欺師も含まれます。
公式を名乗ってホワイトリストに当選したからウェブサイトにウォレットを繋げてくれとURLが送られてくることはよくあります。
しかし、そのほとんどは詐欺で、個別のDMで連絡をしてくる公式アカウントはまずありません。
知らない人についていってはいけないのはネットの世界も同じですが、初心者はまずここで詐欺に合う危険性があるので注意しましょう。
毎日Twitterで詐欺NFTプロジェクトの招待がくる
NFT関連のアカウントをフォローしているとTwitterのDMやInstagramのDMで詐欺NFTプロジェクトの招待がよくきます。
Ethereumの創業者であるVitalikの偽アカウントや、公式マークのついたBAYC運営メンバーの偽アカウントなど手法は多岐に渡りますが、DMをしてくるのは大体詐欺です。
Discordと同様に全く繋がりのない人からのDMは例え公式マークがついていても詐欺です。
公式マークがついているTwitterアカウントも、フォロワーも買えます。
ついていかないように注意しましょう。
EthereumテストネットでNFTの購入を持ちかけられる
EthereumにはKovan、Rinkeby、Sokol、Görli、Ropstenといったテストネットがあります。
よくあるのが、NFTゲームに取り組んでレアなアイテムを「直トレードで売買しないか」と持ちかけられるパターンです。
Mainnetは普段使うもので馴染みがありますが、Ropstensテストネットなど開発しない限り知らない場合が多いですよね。
テストネットなので、いくらでもEthereumを作ることができます。
しかし、もちろんテストネットなのでそのEthereumはおもちゃであり価値はありません。
RopstenでEthereumを送金するから、レアなNFTを交換してくれ〜みたいなDMがきたら詐欺なので注意しましょう。
芸能人も詐欺プロジェクトを応援している
1/ Here’s a summary on the NFT slow rug @BoredBunnyNFT & a breakdown where the $21.1m (6339 ETH) actually went as well as their ties to other NFT rugs.
Floyd Mayweather, David Dobrik, DJ Khaled, French Montana, Jake Paul, Chantel Jeffries, & more were paid to promote the project pic.twitter.com/yWQpNMx2ba
— zachxbt (@zachxbt) March 31, 2022
Bored BunnyというNFTプロジェクトは芸能人やインフルエンサーを起用した大々的なPRで売り抜けたRugpull案件として有名になりました。
フロイドメイウェザーやジェイクポール、DJ Khaledなど、多くの著名人を使った宣伝をしており、NFTに関する知識があっても詐欺プロジェクトと見抜くことは難しかった例です。
- NFTは投資ではないので、失っても良い資金を使うこと
- インフルエンサーのPRは案件は避ける(サービスではなく宣伝に金がかかっている)
- 盲目的に信じるのではなく自分でよく調査する
こういった大きな詐欺はこれらの教訓を教えてくれます。
ガクトのICOからDeFiのRugpull、NFTと常に危険性は孕んでいるのでDYORでやってきましょう。
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NFTの危険性に惑わされないためにすべき対処法
対処法は、耐性をつけて無視すること以外ありません。
たまにSMSで謎のバイトやAmazonを名乗る謎の連絡がきたりしますよね。
詐欺のリスクや危険性は普段の生活の中でも溢れていますが、特にNFTやメタバース、Twitterなど簡単に世界と英語で繋がるようになると、さらに危険性は上がります。
- Discordは基本的にDMを閉じておく
- インフルエンサーのPRプロジェクトは基本詐欺
- 金を捨てる気持ちで楽しむ
そもそもNFTは投資ではありません。
ITバブルの当時と同じく99%は詐欺で、1%の本物だけが生き残る加熱した市場であることは間違いないでしょう。
しっかり自分で調査をして、失っても良い資金で楽しみつつ、知らない人にはついていかないようにNFTを楽しんでいきましょう。