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Stepnは怪しいと言われる理由【ポンジスキームなのか検証】

StepnがTwitterでも流行っており、当メディアでも実際に稼げるのか検証しています。

 

Stepnは怪しい、ポンジスキームだとも言われていますが実際のところどうなのでしょうか。

 

今回は怪しいと言われる理由とポンジスキームなのか検証していきます。

 

【関連記事】

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Stepnのレベル上げ方法とGST費用について徹底解説【レベル12で5000円】

Stepnのエナジーの増やし方【回復や上限まで徹底解説】

StepnのMintとは【ミント費用から確率まで徹底解説】

 

Stepnの攻略法まとめ【初心者が最短で稼ぐ方法】にてStepnの概要と攻略方法をまとめているので合わせて読んでみてください。

 

Stepnが怪しいと言われる3つの理由

Stepnが怪しいと言われている背景には、1日30分歩いただけで5万円稼げたり、10分歩くだけで5000円歩ける「稼げすぎている」という点が大きいように思えます。

 

  • なぜ稼げるのかわからない
  • なんか歩くだけでめっちゃ稼げる

 

上記のような状態だと、なんだか怪しいと思うのは当然ですよね。

 

Twitterを見ていると、Stepnが怪しいと言われる理由は下記の3つが多いです。

 

  • Stepnのビジネスモデルが怪しい
  • Stepnの人気がなくなってGSTが暴落するのでは
  • スニーカーNFTが無価値になったら損する

 

順番に説明していきます。

 

Stepnのビジネスモデルが怪しい

Stepnのビジネスモデルは下記の通りです。

 

  • ユーザーがNFT購入→NFT販売・手数料収入
  • アプリ内でGST使用→手数料収入
  • NFTのMint→手数料収入

 

新規ユーザーが増えると、NFTの販売額が増え手数料収入も増加します。

 

そしてある程度レベルを上げないと効率が悪いので2週間ほどはレベル上げに勤しみます。

 

ここでも運営には手数料の収入が還元されていきますよね。

 

基本的には新規ユーザーが増えたことによる手数料収入が、既存ユーザーへ回されて「歩いて稼ぐ」ことができるようになります。

 

新規ユーザーがNFT購入→運用・手数料ピンハネ→既存ユーザーが歩いて稼ぐ

 

このビジネスモデルであればStepnの新規ユーザーが増え続ければ持ちますが、新規ユーザーが減ると還元されるGSTが減ることは明らかですよね。

 

Stepnの人気がなくなってGSTが暴落するのでは

Stepnのユーザーが減る→GSTに需要がなくなる→暴落する

 

上記は考えられるシナリオですよね。

 

ブロックチェーンゲームの歴史は浅く、今多くの失敗したトークンエコノミクスの事例から学びつつ、運営が適切に対応していくことが必要です。

日本円が下落しているのは日本円を持っていても金利がつかず、米ドルなら金利がつくからというのが一因です。

 

GSTはSTEPNゲーム内で利用できる「ユーティリティトークン」と呼ばれるもので、ゲーム内でのみ利用価値があります。

具体的には下記の通り。

 

  • NFTのレベル上げにGSTを使う→稼げる効率がアップ
  • NFTのMintにGSTを使う→MintしたNFTを売却で利益、エナジーが増え稼げる額がアップ

 

GSTを売って利確され続ければGSTの価格は下がっていきます。

稼げるインセンティブを付与することで、GSTを使ってもらう→買い圧が増えるとGSTの価格は上がっていきます。

 

STEPNのアプリの中で1つの国と経済が存在しており、GSTが通貨として使えると認識しておけばokです。

STEPN運営側はGSTや後述するガバナンストークンであるGMTの価格が下がりすぎないようゲームを設計し、経済を維持しているわけですね。

 

 

アクシーインフィニティのビジネスモデルと比較してみる

同じく稼げる系のゲームとして世界的に話題となったアクシーインフィニティのモデルを見てみましょう。

 

アクシーインフィニティは月10万円くらい稼げることが話題となりました。

「スカラーシップ」の導入ではじめからアクシーを揃えるのに10数万円払うことのできないフィリピンやベトナムを中心にユーザーが爆増しました。

 

ユーザーが増える→NFTがたくさん売れる→運営が儲かる→ユーザーも稼げる

 

ということになりますが、ユーザー数が頭打ちとなるとゲーム内トークンの価値が下落し「稼げない」ゲームになってしまいました。

 

  • NFT販売に重きを置く→価値が希薄化し通貨が暴落
  • MintやGST消費に重きを置く→価値が高騰しバランスが保たれる

 

ユーザーを増やすことに焦ると急にバランスが崩れ、トークンが暴落するのがP2Eゲームの恐ろしいところです。

 

Stepnはまだ始まったばかりですが、ユーザーによるスニーカーのMintによるNFTの売買が中心でコミュニティの形成に力を入れています。

 

VCから売上を増やせとは言われているでしょうが、アクシーの二の舞にならないよう慎重に回して行って欲しいところです。

スニーカーNFTが無価値になったら損する

安くて9万円、高いものだと300万円ほどするスニーカーNFT。

 

GSTの価値が下がればスニーカーNFTの価値も下がり、購入した額から含み損になってしまいますよね。

 

3.20時点ではスニーカーNFTの供給が足りていないくらいで、市場は安定しています。

 

Stepn運営チームの運用が適正である限り、スニーカーNFTが無価値になる可能性は今のところなさそうな印象です。

 

とはいえ、未来にどうなるかは誰も予測できないので市場の監視と最新情報をウォッチしていくことは必要です。

 

Stepnは怪しいと言われるが、ポンジスキームなのか

ポンジスキームの定義は下記の通り。

 

ポンジ・スキームとは、詐欺のなかでも特に、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡す

引用:wikipedia

 

NFTを販売→実態は運用せずにピンハネ→既存ユーザーに利回りとして供給

 

上記のような資金の流れならばポンジスキームですが、ブロックチェーンである以上資金の流れは全てコントラクトを追えば確認することができます。

 

ポンジスキームの語源になっているチャールズポンジは、切手を買って運用したら儲かるとして投資を集める「投資詐欺」を行ったことで有名です。

 

Stepnはユーザーがアプリ内でGSTを使ってシューズをMintしたり、レベル上げに使うことでトークンエコノミクスが周り運用されているので「ポンジスキーム」ではないことがわかります。

 

Stepnがプラスサムゲームになるには

損をする投資商品もあれば、得をする投資商品もあるように、未来が確定している確実に勝てる投資は存在しません。

 

Stepnはユーザーから集めた資金を運用し、ユーザーに還元しています。

 

しかしそこにビジネス的な価値はないので運営が取る手数料分のマイナスサムゲームになります。

 

ユーザーからの資金、資金調達分の資金のみでやりくりする限り、ユーザー数が頭打ちになるor資金が枯渇すればGSTが下落し始めることが予想されます。

 

  • ユーザーデータを活用したビッグデータの販売
  • 企業の広告をアプリに掲載
  • コラボNFTの販売でマネタイズ

 

ここで、上記のようなtoCではなくtoBでのビジネスモデルを構築し外部から継続的に資金が入る流れを構築することが必要でしょう。

 

運営チームのアドバイザーにはAdidasのランニングアプリRuntasticのCEOがいるので、Adidasと何らかのコラボがあるのではと考えられます。

 

Stepnの運営会社FindSatoshi Labについて

https://stepn.com/

ビットコインの創業者として知られるSatoshiを探す研究所という名前に何だか怪しさを感じる人もいるかもですが、バックグランドや投資企業、アドバイザー陣はかなり信頼できるのではと思います。

  • Stepnはハッカソンで4位入賞
  • セコイアなど投資家から5億円調達済
  • アドバイザーにはRuntastic CEO

 

サクサク紹介していきます。

 

 

Stepnはハッカソンで4位入賞

https://solana.com/news/solana-ignition-hackathon-winners

Stepnは、Solanaが公式に開催しているSolana Ignition Hackathonのゲーム部門で4位に入賞しています。

 

非暗号通貨ユーザーを暗号通貨ユーザーにし、ブロックチェーンの可能性を広めるためのプロジェクトとして紹介されています。

 

ハッカソンの詳細は下記に公開されています。

 

https://solana.com/news/solana-ignition-hackathon-winners

 

セコイアなど投資家から5億円調達済

Sequoia CapitalIndiaとFoliusVenturesが共同でラウンドを主導し、Solana Ventures、Alameda Research、6th Man Ventures、Sfermionなどが参加しました

引用:https://www.theblockcrypto.com/post/130953/solana-move-to-earn-stepn-funding

 

Stepnはシードラウンドで5Milionドルの資金調達を実施しています。

 

オーストラリアを拠点としているStepnですが、この資金調達でチームを30名まで拡大しサービスの充実に勤めてるとインタビューにて語っています。

 

アドバイザーにはRuntastic CEO

https://stepn.com/

Move2Earnであるからこそ、GPSの不具合はあってはならない問題ですよね。

 

AdidasのRuntastic CEOであるScott Dunlap氏など信頼できるアドバイザーが参画しています。

 

シリコンバレーからオーストラリアに拠点を移しており、経営だけでなくトレイルランナーとしても有名で、個人ブログhttp://www.atrailrunnersblog.com/ にて日々のランニングの記録を更新しています。

 

Stepnは怪しいかもしれないが健康は促進されることは事実

人はお金を稼げるとなると行動するものです。

 

特に生活習慣病や高齢者になってから響いてくる若いうちに運動していなかった問題など、Stepnが解決してくれる未来もあるんじゃないかなとか考えています。

 

実際にStepnをはじめてから1日歩かない=5000円損と考えるようになるので、必ず歩くことになります。

 

稼げる金額は小さくなろうとも、国がStepn的なアプリに作り予防医療のために医療関連の税金を入れても良いのではと思ったりします。

 

それだけよくできているアプリで、健康が維持されうることは事実です。

 

Stepnに資金を投下することを「投資」ととらえず、ジムの入会金と思ってはじめから使ってはいけない額は入れないようにしましょう。

はじめから失っても良い許容できる金額を使い、「健康促進のため」にアプリを使うことをお勧めします。

 

これをビジネスモデルとして昇華し、toBでの利用をうまく回していくことができるかどうか、今後のStepnには期待したいです。

 

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追記:

世界最大手の暗号通貨取引所であるBinance LabsがStepnに投資を発表しました。

Binance LabsがStepnに投資を発表【資金調達】にて今後の動向を考察、創業者のインタビューも掲載しているので合わせてご覧ください。

 

また、Stepn運営が寄稿したすべてのP2Eゲームはポンジーですか?という記事もStepnのコミュニティへの貢献、P2Eがポンジにならないためにすべき計画と運営の方針を公開しているので参考になりますよ。

翻訳しつつ読んでみてください。

 

Stepnで稼ぐなら、早めに換金する方法を押さえておきましょう。

下記記事で換金方法2つのパターンと運用方法も解説しているので、ご覧ください。

StepnGSTの日本円への換金方法を徹底解説

 

 

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