NFTはいろんな形式で販売することができますが、中でも3DモデルでNFTアートを販売すると差別化できるだけでなく、メタバースにも汎用性がありますよね。
3Dモデルの作り方とNFTアートにして販売する方法を解説していきます。
目次
3DモデルのNFTアートの作り方と基礎知識
3DモデルでNFTアートを作る前にサクッと基礎知識と事例をサクッと紹介していきます。
内容としては下記です。
- そもそもNFTアートとは?
- 3DモデルのNFTアートを販売している事例3つ
- NFTアートの販売プラットフォームの選び方
順番に説明していきます。
そもそもNFTアートとは?
最近話題のNFTアート。
クリエイター側からすると、新たなマネタイズの手段というくらいの認識ですよね。
デジタルデータに識別子をつけて、ブロックチェーン上に保存できる技術です。
厳密には上に乗っている画像やアート自体の保護やコピー防止をする技術ではありません。
アート以外の活用方法だと、下記のようなものがあります。
- 不動産データをNFT化して価格推移をリアルタイムで参照する
- 病院に掛かったデータをNFT化してカルテとして活用
- マイナンバーやパスポートに変わる技術として活用
病院のデータのNFT活用に関しては、Googleと提携したヘルスケアテック企業が進めていて、今後に期待です。
少しNFTに興味が出てきてもう少し学習したい人はNFTとは?簡単に超わかりやすく解説【事例多数】でも解説しているので読んでみてください。
NFTの背景にある動向や、Web3やクリプトまで広く学びたい方はNFTを勉強する方法3つ【英語学習のすすめ】がおすすめです。
3DモデルのNFTアートを販売している事例
NFTアートで有名どころはほとんどイラストですよね。
BAYCやCryptoPunks、Azukiなど2Dのイラストのコレクションが多くみられます。
そんな中でもトップクラスの売上と人気を誇るプロジェクトがRTFKTです。
3DモデルNFTアートコレクションを展開するRTFKT
RTFKT is now a part of the NIKE, Inc. family. 🌐👁🗨 pic.twitter.com/5egNk9d8wA
— RTFKT Studios (@RTFKTstudios) December 13, 2021
村上隆氏とコラボしたことでも大きな話題となり、次々にエアドロップされていくスペースポッドなど話題に尽きないRTFKT。
中でもInstagamやTwitterで公開する現実世界と3DCGが合わさるVFXでのプロモーションが印象的ですよね。
メタバースに実装されるイメージや、デジタルファッションとして明確にイメージしやすいのが3DCGの強みで、効果的にプロモーションすることが可能ですよね。
Blender,
or some VR 3D softwares as it’s more intuitive in VR than being on a screen with a mouse— RTFKT Studios (@RTFKTstudios) February 19, 2022
フォロワーからおすすめの3Dソフトは?と聞かれて、Blenderと回答しています。
無料で始められるBlenderは、3Dを始める全ての人が通る道ですよね。
RTFKTのInstagram、Twitterは全て目を通しておきましょう。
https://twitter.com/RTFKTstudios
https://www.instagram.com/rtfktstudios/
fvckrender
Here's a sneak peak of what burning ESSENCE// could get you 😍😌
Links in comments@lvcidia pic.twitter.com/iSufgOryNC
— Fvckrender (@fvckrender) March 29, 2022
FVCKRENDERは抽象的なアートやCyberPunkな世界観の3Dアートを制作するカナダのアーティストです。
レストランで働いていたころ、ぼろぼろのMacbook ProでCinema4DをYoutubeのチュートリアルをみながら学びはじめ、Instagramで作品の発信をはじめました。
今ではLil Nas XやDior、Supremeと仕事をしています。
この投稿をInstagramで見る
どのようにSNSを伸ばしていくか、アートのインスピレーションも得られるのでTwitter、Instagramはフォローしておきましょう。
https://twitter.com/fvckrender
https://www.instagram.com/fvckrender/
高額落札されたBeeple
DAY 5000 #everydays pic.twitter.com/VBW1HX0Dno
— beeple (@beeple) January 8, 2021
言わずと知れたBeepleは、5000日毎日3DCGを作り続けたことで有名ですが、世界で最も高額なNFTアートの販売をしNFTシーンを牽引しているアーティストです。
企業に対してはAppleやSpace X、NikeやSamsungとの仕事をしており、アーティストとの仕事ではアリアナグランデやジャスティンビーバー、Zeddなど数々の仕事をしています。
使っているのはCinema4DとOctaneで、PCはとにかく今用意できるもので最高のものを使えと話しています。
https://www.instagram.com/beeple_crap/
NFTアートの販売プラットフォームの選び方
すでに3Dモデルを作り、SNSである程度のフォロワーを獲得している場合はSuperRareやFoundation、Nifty Gatewayなどで販売するのも良いでしょう。
0から始めていくなら、まずはOpenseaを選ぶのが良いでしょう。
NFTアート販売プラットフォームの選び方とそれぞれの特徴については、【最新版】NFTアート販売プラットフォーム7選【比較/一覧】にて解説しているので合わせて読んでみてください。
NFTアートを3DCGモデルで作る方法
まずは作品を作り、SNSで発信していくことが大切です。
すでに作品があるなら、すぐにプラットフォームにアップロードしてNFTを作ってみましょう。
3Dをこれから学び、NFTアートを作るなら3DCG制作ソフトを選んでいきます。
3DCG制作ソフトの選び方
- Zbrush:キャラクターを作れる
- Cinema4D:モーショングラっフィクスに強い
- Maya:VFXやモデリング
- Blender:無料でなんでもできる
それぞれ特徴がありますが、まずは無料でなんでもできるBlenderから始めていきましょう。
Blenderを使っていくと、もう少しこういうものが作りたい、と思うようになってきたら有料のソフトウェアを探していくのがおすすめです。
NFTアートプラットフォームに3Dモデルをアップロードする
今回はOpenseaでアップロードしてNFT化する手順について紹介です。
- Openseaにアクセスする
- Metamaskを接続してログイン
- Createから3Dモデルをアップロード
- ブロックチェーンをEthereumに設定
- Sellを選択して値段を決めて販売
流れとしては上記です。
詳しいやり方はNFTアートの作り方ガイド【初心者でも今日からできる】にて解説しているので、合わせて読んでみてください。
【NFTアート】3Dモデルの作り方と販売方法のまとめ
これから来るメタバースやNFTが日常的に使われる未来では、3DモデリングやAR、VR技術は特に需要のあるスキルです。
今のうちにSNSなどで影響力を高めておくことはとても大切で、Blenderで始めつつSNSでの発信に取り組んでいきましょう。